クラス10000のクリーンルーム

「空気中の浮遊塵埃が限定された洗浄度レベル以下に管理され、
必要に応じて温度・湿度等を一定の基準に制御する部屋」です。
弊社ではクラス10000のクリーンルームを完備しています。

クラス10000の
クリーンルームとは

米国連邦規格であるFed-std209E(Federal standard 209E)で規定されている、0.5μm径の微粒子が1ft3内に10,000個まで許される清浄度のレベルを示します。
(クリーンルームの規格は一定の空間(容積)の中にどの程度のサイズの微粒子が何個まで許容されるかという粒子の上限濃度で「クラス」を定めています。)
品質確保の面で、細菌を含め異物、虫などの混入が許されない環境製造を行うことが必須の場合、製造ラインをクリーンルーム化する必要があります。
塵埃を排除すれば細菌類も排除でき、作業場所を清浄にすれば細菌による汚染を予防できるというものです。
空中浮遊菌数と空気清浄度の5.0 µm 以上の粒子数はほとんどの場合、比例している(絶対評価ではない)ことが多いので、クリーンルームとして空気中の浮遊微粒子数を制御します。
しかし、細菌類は単純に空気清浄度を制御すれば抑制できる訳ではなく、定期的な殺菌消毒やクリーンルームの運営・管理、人員の入退室方法を適切に管理してこそ発揮されます。
食品や医療系の商品も確かな品質で作成いたします。
  

衛生環境確立の取り組み1

【新越精工での作業服】

業服は大きく、
・クリーンルーム内
・製造エリア
・検査室エリア
・一般エリア
の4つのカテゴリーに分けられます。

クリーンルーム内作業服のカテゴリーでさらに、
・検査員
・オペレーター
・品質パトロール
の3つに細分化されていて徹底した衛生環境の構築に努めています。

【細菌を持ち込まないために】

石鹸で手を洗った後、蛇口はペーパーで占め、ドアノブも直接触らないようにペーパーで開けます。
さらにはアルコール・次亜塩素酸水消毒スプレー消毒液を手に揉み込み、殺菌・ウイルス対策をします。
  

衛生環境確立の取り組み2

【生産開始前にすること】

クリーンルーム内5か所の指定されたエリアで下記5項目の環境確認を実施します。

1. 他社の製品または仕掛け品がクリーンルーム内に残っていないか
2. 不要な掲示物はないか
3. サニテーションは完了し記録はあるか
4. クリーンルームの結合部に隙間等はないか
5. 標準類の掲示・設置確認 

【クリーンルーム入出手順書】

1. ヘアーキャップ
2. 帽子
3. マスク
4. つなぎ
5. 指定靴
6. 袖口カバー
着用の上コロコロローラーを上から下へかけます。